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死後に備えて生前整理・終活で対処する方法と困る遺産

2019年09月17日

遺族が困る遺品①『金銭的価値の高い遺品(遺産)』

遺品整理をしていると遺族が存在を知らなかった高価なものや換金が可能な株券、証券等が見つかった場合、相続手続きが必要な場合があります。

●高値が付く骨董品などが騒動の原因に…

高価な骨董品や掛け軸、絵画などが見つかったばっかりに、もめごとの原因になったという話は時々聞きます。

相続権利のある人が一人だったらまだよいのですが、相続権利者が複数いる場合は大変なことになりえます。相続争いや面倒な手続きへつながることがよくあります。

●手続き期限があるものもあります。

生命保険証書やゴルフの会員権さまざまな会員証、株券や債券なども、亡くなった後にしばらく時間が経ってから見つかった場合、手続き期限が設けられていて無効になるものもあれば、手続きが面倒になる場合もあります。

高価な遺品の整理

元気なうちに、持っている証書類はひとまとめにして箱や袋に入れて分かりやすいように整理しておきましょう。

高価な骨董品や株券、債券などは「誰々に譲る」かをはっきりと伝えた方が後の争い事には発展しないものです。お金に絡むものや高価なものは、できるだけ遺言書に書いておくことをおすすめします。

また、先の実例のように自分のお葬式のために互助会に入っていたり、遺影の写真、お墓などを用意しているのであれば、口頭で伝えておくと間違いが少なくて済みます。口頭では伝えられない場合は、子供たちが一番先に見るであろう引き出しや棚などの場所に、それらの証書と一緒にメモを残しておくとよいでしょう。

最近ではエンディングノートが売られています。とても使い勝手がよく構成されたノートですが、ご自分が用意したノートでも構いません。

一冊用意して、残される家族宛に思っていること、希望していること、自分のために葬儀や写真などを用意している旨を書いておくことをおすすめします。気が付いた時々に、これらのことを分かり安く書いておく習慣をつけておくとよいですね。

遺族が困る遺品②『思い出の品々』

故人が深い思い入れのあるものは、故人の気持ちを考えると、処分するには忍びない思いでなかなか手をつけられないものです。例えば、表彰状などは家族にとっては一枚の紙であっても、故人の汗と涙と努力の結晶が染みついているものです。

大切に残してある手紙や葉書は「きっとお父さんはこの手紙で慰められたんだろうな・・」と想像がつくような内容だったりするとなおのこと、涙が溢れるばかりで何もできなくなってしまうものです。

写真やアルバムもそうです。故人と家族では価値観が違う場合、どれを捨てたらよいのか、どれを取っておくべきなのか悩むものです。故人本人の写真ならともかく故人の友人知人の写真ともなれば、家族にとっては何の思い入れもなく結局捨てることになります。「捨てる」とひと言でいっても、そこへ至るまでの思いは簡単ではありません。親の心を裏切るような切ない気持ちと葛藤した挙句の結論です。

思い入れのある遺品の処分で遺族を困らせないために

できることなら、あなた自身がまだ元気なうちに、家族が欲しい写真は直接選んで持って行ってもらうといいでしょう。自分が最期まで手元に取って置きたい写真だけ整理してまとめておきます。残りのさほど重要でない写真は、処分しておくと子供たちは迷うこともなく、余計な心労を掛けることもなくなります。

手紙や表彰状などは特に、ご自身で処分しておくものといえるでしょう。どうしても残しておきたいものだけ残して、あとは処分しておきましょう。これは、意外と家族に手間をかけさせるうえ、心理的負担なかける作業でもあります。

遺族が困る遺品③『大切にしていた日常品』

亡くなる寸前まで使っていた身の回りの品や日常品の処分に困る遺族も多いようです。というのも、まったく整理していない状況ですと、かなりの量となってしまうからです。

布団は、かさばるうえ、家族だけでは処分できない場合があります。お客様用の高級布団も使った布団はなかなか売れません。結局捨てるしかなく、行政に引き取ってもらうか、当社のような遺品整理や不用品回収の業者にお金を払って依頼するケースが殆どです。

故人が収集していたコレクションこそ、好みや価値観が違えば、家族にとっては邪魔なものなのですが、故人の思い入れを考えると捨てることは親不孝なことかもしれないと、なかなか決断できません。かといってただ捨ててしまうのはもったいないです。当社のような買取が得意な業者に鑑定をお願いするとよいでしょう。

そして仏壇もそうです。大きな仏壇は特に困ったという声を多く聞きます。核家族化している昨今、誰が仏壇を引き取るか話し合い住宅事情も考慮すると、結局は魂抜きをしてもらい買取業者にリサイクルに出すか粗大ごみとして処分することになります。処分するという結論に至るまでには家族会議を何度も繰り返し、かなりの時間を費やすことになるでしょう。

また衣類も高級ではないものや古くて着れないもの、下着類は処分しても、残った高価な衣類や高そうな着物、故人が愛用していた家族にとっても思い出のあるスーツや背広。これらは簡単に処分できず悩みの種になっていることが多いようです。

故人のコレクションしたものや身の回りの処分でトラック1トン分というのはざらにあることです。処分するだけでも大変な作業ですね。

売れるものや譲りたいものは分類して「○○は××さんに譲る」とノートに書き記しながら少しずつ実行していくといいですね。

まとめ

自分の死後に遺品整理で、パートナーや兄弟、子供たちを困らせないためには、つまるところはまだ元気なうちに身の回りの品々を整理しておくことが重要です。最近では「終活」として、定年を迎えた60代から老後・死後の準備を進める活動もブームになってますね。

生前にしっかりと自分の思いや考えを家族に伝えておくことも大切です。直接言葉で伝えられないこともあるでしょう。そんな時は、家族宛にエンディングノートを作っておきます。分かり安く箇条書きで「残しておいて欲しいもの」「処分して欲しいもの」「○○さんへ渡してほしいもの」などを書いておきます。

自分の思いを伝えたい人には、エンディングノートに書いておくと良いでしょう。こうした作業をしていると、きっと昔を懐かしみ自分の人生を感慨深く振り返ることでしょう。これらの行為や感情は、終焉に向けてどう生きていくべきかを自分自信へ問いかける行為でもあるそうです。