押さえておきたい、遺品整理のポイント
遺品整理やこれに伴う不用品の処分は慣れないことばかりで、一般の方にとって想像以上に骨の折れる作業です。ここでは、大阪・奈良を中心に事業展開しているネクストサポートが、プロの視点から遺品整理を行ううえで知っておきたいポイントについて解説しています。また、「どんなケースで業者に頼んだらよいか」「どんな業者なら安心して頼めるか」「遺品整理はいつまでに着手するのか」など、皆様が抱く疑問についてお答えします。
ぜひ知っておきたい、遺品整理の基本
遺品の整理は故人様の家族構成や居住環境によって変わってきます。ご遺族が遺品整理を行ううえで、いくつもの問題が見えてくるでしょう。こちらでは、門真市・守口市を中心に大阪・奈良で遺品整理をお手伝いしているネクストサポートが、遺品整理の仕方についてケース別に解説しています。
状況に合った遺産整理が必要です
一口に遺品整理と言っても、故人様が家族と同居していたのか、一人暮らしだったのかといった家族構成や、実家で生活していたのか、賃貸住宅で生活していたのかといった居住環境によっても対処の仕方が異なってきます。こちらでは、故人様がどのような状況で亡くなられたのか、ケース別に遺品整理の要点と留意点を解説します。
CASE1 同居していた親が亡くなった
故人様が同居していた場合は、急いで遺品整理をすることはないでしょう。葬儀が終わり、気持ちが一段落してからでかまいません。ただし、遺品のなかに相続の対象となるような貴重品があるような場合は、相続税の申告期限である10ヶ月を過ぎないよう気を付ける必要があります。そうでない場合は、一周忌や三周忌など親族が集まる機会を利用して、遺品を整理するのもよいでしょう。
ご存知ですか?遺品整理後は相続放棄ができません
親族が亡くなられた場合、手続きをしないまま遺品整理を行うと自動的に相続を単純承認する形となり、後から相続放棄をすることができません。また相続放棄を行うと遺品整理をする資格がなくなりますので注意が必要です。相続放棄ができなくなり、トラブルに発展するケースも考えられますので、事前に考慮の上ご依頼ください。
CASE2 実家で生活していた親が一人で亡くなった
このケースでも遺品整理をことさらに急ぐことはないでしょう。ただし、誰も住まなくなった家は文字通り空き家となるので、何年も放置しておくと防災や防犯、衛生面で不都合なことが生じる可能性があります。また、周囲の景観を乱したり、異臭により近隣トラブルに発展したりすることも……。
急がなくてもよいというものの、そのままにしておいてよいことはありません。とくに、築年数が経過している住宅の場合は、室内も倉庫のように物が溢れていることも考えられます。もし、整理や処分が手に負えない場合は、プロに依頼することをおすすめします。
CASE3 賃貸アパート、借家で一人暮らしだった親が亡くなった
この場合はCASE1や2のようにゆったり構えてはいられません。多くの場合は大家や管理人から期限付きで退去を迫られるからです。また、故人様が暮らした部屋だからと、その余韻を少しでも実感したいと願っても、家賃は発生します。いずれにせよ猶予はあまりないと考えましょう。故人様と向き合う期限をしっかりと意識したうえで、プロの手を借りてスピーディーに遺品を整理したほうがよいでしょう。
CASE4 亡くなった親が成年被後見人だった
知的障害や精神障害、認知症などにより判断能力が十分でないために、成年被後見人(※下記参照)となっていた親が亡くなった場合、注意しておくべきことがあります。それは、大事な書類などが見つからないケースが多いということ。とくに認知症の方のお部屋は整理されていないことが多く、通帳や保険証券などがなかなか見つからないというトラブルがあります。遺品整理に慣れていないご遺族がこれを探し出すのは一苦労。できるだけその道のプロである遺品整理業者にまかせましょう。
成年後見人制度とは
成人で、知的障害や精神障害、認知症などにより判断能力が十分でない方が不利益を被らないよう家庭裁判所に申し立て、その方を後見してくれる人物を(後見人)を付けてもらう制度。成年被後見人とは後見される方を指します。
いつ、どの時点で遺品整理や不用品回収を行うのがよいか
故人様が旅立たれてすぐの状態では、ご遺族様にとって気持ちも落ち着かず遺品整理どころではないでしょう。それでも、いずれは形見分けや、遺品・遺産の相続を検討しなければならなくなることも……。こちらでは、大阪・奈良の遺品整理を専門に手がけるネクストサポートが、遺品整理や不用品の廃棄に着手する時期やタイミングについて解説します。
遺品整理のタイミングについて
一口に遺品整理に適したタイミングといっても、ご遺族の事情や故人様の生活実態などで大きく変わります。もちろん、目安となる時期はありますが、ケースバイケースで考えるのがベターです。こちらでは、遺品整理や不用品回収に着手するタイミングを決めるうえで、把握しておきたい点を挙げています。
目安となるのは「四十九日」
葬儀から日数が経っていない時期では、ご遺族の心もまだ落ち着いておらず、御香典返しなど事務的な手続きや作業も残っています。そのため、このタイミングは避けるようにしましょう。四十九日を過ぎたあたりであわただしさからも解放され、納骨が済めば気持ちにも一段落がつくので、遺品整理に着手するにはよいでしょう。もちろん、四十九日を待たなくても大丈夫という方はこの限りではありません。
急がないほうがよい場合も
亡くなった方に対する想いは人それぞれ。悲しんでばかりいないで、なるべくすぐに気持ちを切り替え、遺された人々が前を向いて生きていくことが供養になると考える方もいるでしょう。また、中には故人様への愛着が強く、しばらくは気持ちの整理がつかない方もいらして当然です。急いで遺品整理をする必要はありません。特別な事情をのぞいて、気持ちに一区切りがつくまで待つのがよいでしょう。
賃貸の場合は家賃を支払う必要がある
故人様が賃貸アパートや借家に住まわれていたような場合は、部屋をそのままにしておける時間はそう長くありません。一般的には、入居者が亡くなると、できるだけ速やかに退去するよう、管理人や大家から要請されるからです。もし、それでも、なかなか遺品整理に着手できない場合は、その分の家賃を支払う必要がありますが、賃貸の管理者に連絡してできる限り退去日を延期してもらうようにしましょう。
行政・税制的なタイミングに注意
遺品整理をなるべく急いだほうがよい場合もあります。たとえば、故人様の死亡保険の支払い請求や、健康保険証の返却などは速やかに行わなければなりません。しかし、故人様が一人暮らしをされていて室内が散らかっている場合、必要な書類などが見つけにくいことがあります。もちろん、金庫など保管場所がわかっている場合は問題ありませんが、そうでないならできるだけ早い段階で遺品整理を行い、重要な書類、契約書の類を確認しましょう。
また、相続の遺産分割協議書の提出期限は死亡から10ヶ月までと定められているので、相続財産になるような物品がある場合も、可能な限り早めに遺品を整理しておいたほうが無難です。
※手続きをしないまま遺品整理を行うと自動的に相続を単純承認する形となり、後から相続放棄をすることができませんので注意が必要です。
遺品整理・不用品回収の業者の選び方
遺品整理や不用品回収はどんな業者に依頼するのがよいのでしょうか。とくに、初めて利用される場合は、サービス内容の詳細や料金の相場などわからないことが多く、なかなか判断が付きにくいもの。
また、高齢化社会となり最近ではメディアでも取り上げられる頻度の高いテーマだけに、便乗した悪徳業者も少なからず存在しています。こちらでは、信頼でき頼りになる業者の選び方について、大阪・奈良の遺品整理のプロフェッショナル、ネクストサポートがプロの視点からお教えします。
悪徳業者にご注意を
遺品整理や不用品回収がクローズアップされたのは、メディアの力によるところが大きいといえます。瞬く間に注目されるようになり、遺品整理の依頼者の数も増えましたが、それに呼応するかのように、この分野に進出する業者も増加。リサイクルショップや引っ越し業者、ゴミ回収業者など異業種から参入しています。残念ながらその中にはご遺品の内容を確かめずに廃棄してしまう業者や、金品を物色する業者など、悪質としか思えない業者も紛れ込んでいるので気を付けなくてはなりません。
また、あれこれ理由を付けて法外な料金を請求してくる業者も後を絶ちません。いずれも遺品整理の資格を持っていなかったり、ご遺族の物品を扱うための配慮や気遣いがなかったりと、信頼できる業者ではないといえます。
ネクストサポートでは各自治体の廃棄物のガイドラインを熟知していますので、安心してご依頼ください。
遺品整理の業者選びのポイントとは?
POINT1 専門資格の遺品整理士が在籍している
遺品整理を依頼するなら専門業者を選びましょう。ネクストサポートのように「遺品整理士」の資格を持った従業員が在籍している業者なら信頼できます。遺品整理士の有資格者は現場での確かな知識と判断力を持ち、遺品の扱いもていねいに心を込めて行うため安心して任せられます。プロならではの手際のよさと、ご遺族に配慮したていねいな仕事ぶりは、無資格の業者には真似ができません。
POINT2 料金体系が明瞭で見積もりの提示がある
相手が遺品整理の事情を知らないところにつけ込み、法外な請求をしてくるのが悪徳業者の特徴です。見積もりもいい加減で、作業内容や内訳の詳細もありません。その点、誠意ある業者なら料金体系が明確で、必ず現地の状況を確認してから見積もりを作成するので、安心です。
POINT3 依頼者に寄り添った対応
遺品をゴミ同然に扱う業者は問題外といえます。ひどい場合は、残しておくべき貴重品や思い出の品を勝手に廃棄してしまう業者も存在します。専門の遺品整理業者なら、故人やご遺族の心情を優先した仕事に徹しているのでこのようなことはありません。故人様が女性の場合は女性の遺品整理スタッフが作業にうかがうなど、細かいところまで配慮も行き届いています。
POINT4 料金・手順などの説明に手間を惜しまない
遺品整理を何度も経験している方はそう多くありません。それだけに作業の手順や料金について不明点や疑問に思うことが多いのは仕方のないところ。しかし、悪徳業者ほど肝心の部分への説明を行いません。その点、誠意ある専門業者なら、お客様が納得がいくまでていねいに説明してくれるため安心できます。
こんなときこそ遺品整理のプロにまかせたい
遺品整理士という認定資格があるように、遺品整理やこれに伴う不用品回収は専門の知識やスキルが必要な仕事です。もちろん、場合によってはご遺族自身で行うこともできますが、プロにまかせたほうがよりよい結果が得られることが多くあります。こちらでは門真市・守口市を中心に大阪・奈良で遺品整理、不用品回収を手がける専門業者のネクストサポートが、プロにまかせたほうがよいケースについて解説しています。
こんときは専門業者にまかせましょう
何十年も昔の日本なら兄弟姉妹も多く、親類縁者も身近にいてくれたので、身内が亡くなった際でも何かと頼ることができました。しかし、現代は少子高齢化と核家族化が極度に進んだ社会。それだけに遺品整理や不用品の処分に親族の力を借りられず、何かと骨の折れる作業になるに違いありません。「頼める人がいない」「期限が迫っている」「体力的に無理」「想像以上に室内が散らかっていて手の施しようがない」など、困ったときにはプロの専門業者にまかせたほうが安心です。
退去期限が迫っている
故人様がアパートや借家で暮らしていた場合、管理人や大家からはできるだけ早く退去するように要請があることが多いもの。そんな場合こそプロの出番です。すべてが初めての経験という素人の方では何日もかかる遺品整理や不用品の処分も、専門業者なら速やかに1日仕事で片付けられます。退去期限を過ぎる心配もなく、家賃が余計に発生する心配もありません。
頼りにできる人がいない
兄弟や姉妹がおらず、親類縁者も遠方にいるので遺品整理の手伝いを依頼するあてがないことも、今の時代ではよくあります。そんなときにこそ、専門業者を活用しましょう。その道のプロだけに、ご遺品や貴重品の扱いにも慣れ、仕事ぶりも迅速ていねいです。
亡くなってから時間が経ってしまった
故人様が持ち家で暮らしていたような場合は、遺品整理を急ぐ必要もないとそのまま放置してしまいがちです。しかし、生活実態のない家は老朽化が進み、室内にものが散乱した状態では、カビや異臭を発生させることにもなりかねません。そんな状態ではますます、作業への着手に戸惑いが生じてしまうため、遠慮なくプロの手を借りましょう。
体力的に不安
故人様が80代の方なら、ご遺族は60代というケースは少なくありません。そうなれば、遺品整理や不用品の処分、片付けといった作業は体力的にもつらいものになりがちです。しかも、親族や頼れる縁者もないということでは、結局1人で作業をしなくてはならないこともあります。このように体力に不安があるという場合も専門業者にまかせましょう。
遠方で整理が困難
故人様がお住まいだったご実家が遠方にあるため、遺品整理に十分な滞在期間が割けないというケースは想像以上に多いもの。そんな場合でも、専門業者に依頼すれば、下見も当日の作業もすべてご遺族に代わって滞りなく進めてくれます。ご遺族は、最終確認日に立ち会っていただくだけです。
ゴミ屋敷だった
故人様の家がまるでゴミ屋敷のようになっていたという例は、とくに珍しくありません。しかし、このまま放置しておいては防犯・防災上の観点からもよくありません。場合によっては害虫駆除やクリーニングなども必要になるため、遺品整理のプロにまかせてはいかがでしょう。
身内ではない・縁がない方の整理
無縁社会という言葉が示すように、今は高齢者の孤独死が社会問題となっています。身内のない方が亡くなった場合は、ご近所の知り合いや部屋の管理人が身内に代わって遺品整理を行うケースも多く、また病気や高齢のお身内に整理をまかされるということもあります。こうしたケースでも専門の業者に依頼するのがよいでしょう。
遺品整理をお考えの方へ
故人様の遺品をご遺族に代わって整理し、残すものと処分するものを分けながら片付けるサービスである遺品整理。大阪・奈良のネクストサポートなら、大切な方が愛用した思い出の品をていねいに扱い、遺品を速やかに整理・処分できます。どこから手を付けてよいのかわからない、できれば供養や形見分けもまかせたいという方はぜひ、弊社の遺品整理サービスをご利用ください。
遺品整理とは
亡くなった方が生前お使いだった衣服や日用品、家財などの物品を整理・処分することを遺品整理と呼びます。この遺品整理には、ただ物を処分するという目的のほかにも、供養や形見分けといった意味合いもあり、ご遺族にとってはとても大切なセレモニーでもあります。また故人様が賃貸アパートやマンションで生活していた場合は、退去が長引いて家賃を払いすぎないよう、速やかに整理・処分することも重要です。
気持ちや想いの整理も大切
遺品整理は故人様の人生や想いと向き合う大切な機会でもあります。亡くなったショックから遺品を見ることも触れることもできないという、ご遺族の心情はお察しします。一度、遺品整理に立ち会っていただければ、生前には気づかなかった故人様の想いや、ご遺族へ抱いていた気持ちに触れていただけるでしょう。事実、弊社をご利用いただいたお客様より「思い切って整理してよかった」という感想をお寄せいただくことも少なくありません。
遺品をそのままにしておくことの危険性
故人様が持ち家で生活していたような場合は、退去や家賃の支払いといった問題がないので、どうしても遺品整理が後回しになりがちです。しかし、かといって、家の中を生前のままの状態にしておくと、廃墟となって治安の問題が出たり、何かの拍子に火災が発生したりするので放置は禁物です。
また、建物も急速に傷み、地震などの災害時には倒壊の危険が高まります。空家になると窓を閉め切るため湿気がたまり、カビなどの発生を促します。家から悪臭などが漏れ、ご近所の迷惑となることも。ご実家が遠方ともなれば、そうした変化にも気づきにくいものです。こうしたトラブルを避けるためにも、ぜひ早期に遺品を整理するようにしましょう。